ユーザーが興味を持ち、自社が認知度を高めたい話題を定義する
生成AIを活用した検索行動が増加するにつれ、SEO(検索エンジン最適化)の在り方も変化してきました。これまでのように検索結果画面へ表示されるだけではなく、自社のWebサイトが生成AIの回答に引用されなければ、マーケティング施策として十分な効果が得にくくなっています。そのため、経営層や営業部門からも、より目に見える成果が求められるようになりました。Search Engine Land社は、AI検索対応のための3か月ロードマップについて解説しました。
最初の1~2週間では、どのような話題で認知度を高めたいかを定義します。その話題について、想定されるユーザーの質問や、商品を購入する「方法」「理由」といった観点を網羅的に洗い出す段階です。例えばネットショップの場合、商品の利用シーンや他商品との比較といったテーマを検討する必要があります。
生成AIが理解しやすい構成と、自社の専門性を訴求するコンテンツを作成する
3~6週目には、生成AIを意識したWebサイト構造の最適化を進めます。「Aとは何か」「Bを行う方法」といったユーザーの想定質問を見出しに設定し、それぞれの段落で明確な回答を示します。AIが処理しやすい構成にすることで、自社サイトが引用される可能性を高めることが期待されます。
続く7~10週に実施するのは、専門性を訴求し、権威性を確立する施策です。資格を持つ執筆者のプロフィール、過去の実績や導入事例、顧客の声といったコンテンツを追加します。あわせて、統計・調査データ、用語の定義、包括的なガイドといった、AIが引用しやすい要素を盛り込むのも効果的です。
文章を画像や動画に変換し、異なるフォーマットへ横展開する
最後の11~12週は、コンテンツを異なるフォーマットへ横展開するフェーズです。生成AIは画像や動画を含めて回答を生成する傾向を強めています。文章で作成したコンテンツを、YouTube動画やXの投稿へ変換し、複数のプラットフォームでリーチの拡大を図ります。
AIオーバービューやAIによる回答に自社コンテンツが引用される機会が増えてくれば、AI最適化の効果が現れてきたと判断できます。また、サーチコンソールにおいて、クリック数が大きく伸びていなくても、表示回数が増加する点も、AI最適化に見られる特徴の一つです。
まとめ
生成AIは、ユーザーの質問に対して明確な回答を提示できるコンテンツを好む傾向にあります。ユーザーのニーズを正しく理解し、それに応えていく姿勢は、AI最適化においても欠かせません。理解しやすく信頼性の高いコンテンツは、生成AIの時代においても、引き続き高い評価を得られると考えられます。
参考資料
https://searchengineland.com/a-90-day-seo-playbook-for-ai-driven-search-visibility-466751
Author:Takayuki Sato